エントリーNo.5 1100256:hako (7/26追記)

自己紹介というか、ことの顛末というか。


 玄霧藩国の技族見習い。
 はちみつ色のくるくるふわふわした髪と、好きなものには一直線、楽しいこと大好きギャグも大好き、笑顔がチャームポイントの娘っこ。
 こにゃんこなど、可愛いものも大好きである。フニフニころころしている小さな生き物を見ると、とりあえずとろける。
 必殺技は、骨をも砕く愛の抱擁。

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 ヤガミの守護妖精の末席になったり、ペンギンさんに萌えたり、色々なところでハートマークを生み出してきたらしい。
 イワッチがくねくねする霧とギャグの国・玄霧藩国にて、素敵な人たちに囲まれて楽しい毎日を送っていたが、この度失恋

 本人いわく、

「いや もう アレだ
 優柔不断に用はない!
 私は私の道を行く!
 以上!!」

とのこと。
 何かあったらしい。

 
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「あわよくば手に入る二兎の内の一兎になるつもりは毛頭ない!」

 池上顔でそう息巻いている、女の業を匂わせる姿もあったらしいが、それよりももっと、後の自分に胸を張れる自分でありたいと思ったらしく。
 昨日を愚痴るより明日を向こう、いい男は世に星の数ほどいる!ということで。
 この度のお見合いに参加表明。

 黒オーマの皆さんの漢気あふれる姿に、


「黒を入り婿に獲る!」

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「大胸筋に飛び込むと見せかけて懐に閉じ込めてやる!!!」
などと叫んでいたが。

「ああいう人たちを亭主に持ったら、多分一生を添い遂げるなんてできないでしょうねぇ…
 戦場で華々しく散る、小さな子供を庇って救う、命を賭けて名誉を通す。
 行ってらっしゃい、行ってくる、の何気ないやりとりがそのまんま、永の別れの挨拶にってことにもなりかねない。
 それは正直切ないけれど、あの人は立派な最後を遂げました、そう笑って、胸のなかに抱える思い出の分、残りの日々を幸せに暮らせる気もする。
 誇れる亭主、ってかなりポイント高いと思うですよ。」


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 もしどなたかとご縁ができたら、三つ、この女と添うてよかったと思うことを約束したいとのこと。
 戦勝を祝う宴のさなかに、「ちちうえ、おかえりなしゃい!」と膝に飛びついてくる黒を受け継ぐ瞳の子供、
 仲間たちと囲む酒とメシと笑い声の間に、一品増えている美味い手料理、
 今帰ったぞ、と覗き込む湯気でもうもうの台所の真ん中で、「お帰りなさい、お疲れさま」と笑う、とびきりの笑顔。
 そう言って微笑むhakoは、間違いなく「女」である。


※          ※         ※          ※          ※          ※

(以下 7/26追記)


 さて、それから数日。
 さるところから、自分がお見合い出場枠に選ばれたと聞き、とりあえずhakoは真顔になった。
 黒側の出場者の面々に、玄霧藩国のあちこちから、

「まさか!これはだ!」
「聞いてません!」
「俺の!俺のあの子は何処に!」
「そう来たか…」
「ふふー」

などなど、様々な声が聞こえてくるなか。
 正直、黒の大将バロ様の下、右を向いても左を向いても老若取り混ぜて「漢」揃いの黒、どなたか一人くらいマジでお婿さんに来て頂けないかしら、と思っていたため、

「あれ?もしかして競争率高すぎ? むしろそんな あわよくば精神じゃいかんとですよ」

揃いも揃った「誰かの想い人」な方々、そんな彼ら、彼女らを想う方々の前に、自分を恥じ入ったのである。

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 一時はおひとよしの黒さんの一人や二人、お持ち帰りする気満々だったのだが。



 それからお見合い当日までの間、藩王様が緑色のジャケットを着込み、摂政様がそれを迎え撃つ体勢を取り、藩国の方々も自らの愛の名の下に駆け出していくのに、

「あー……」

hakoは悩んでいた。

 実際のところ、どなたかと争ってまで突き進むほどの後押し、即ち愛が、今の自分には足りない。
 愛と書いてラヴ
 ラヴと書いて駆け抜ける理由。
 実際のところ、失恋したてで しおしお であった。
 なまじ、とある理由で「決して泣くまい」と決め込んでいるために、ただでさえ矛盾を抱えたオンナゴコロがさらにややこしく波打ち、
 萌えとときめきゆえに繰り出す愛のサバ折りも、今はただの破壊兵器と化している有様である。
 いっそ、お見合いという名の戦場となるかも知れない会場で先陣を切り、華と散ってやろうかとまで企んでいた。


 そんななか、「嫉妬深い眼鏡の人」なる人物の悲報が届く。
 突然の知らせに、hakoの脳裏によぎるものがあった。

「そうだ… そういえば私、ヤガミ助けたくて、ここに来たんだった…」

 忘れてたのかよ! 

 もうかなり前、白いオーケストラの一幕。
 数多くのヤガミ妖精の皆様が、テンダーフォックスに身を包んで、「治療」連携チームを組み、病院にいるヤガミの所へ駆けつけようとした。
 そのなかで、一人「回避」重視で行動し、いわば抜け駆け、ヤガミの下へたどり着いたhako(当時半角)。(http://blog.tendice.jp/200603/article_63.html

 しかし、 hako hako 2 5 NF2K
(第6ターンに本部に配置後、ヤガミの治療を行ったが失敗した)

ヤガミに会うことはできたが治療には失敗した。


 肝心のところで勝負に負けたのである。


 それが悔しくて悲しくて忘れられなくて、ずっとずっと思い続けた末に、お医者様の国として後の名声の先駆けを築き始めていた、玄霧藩国のドアを叩いたのだった。
 今度こそ、彼を助けたいと願って。
  ……実際のところ、玄霧藩国の皆様の素敵っぷりに萌えはしゃいで、当初の目標はどっかすっ飛んでいたのだが。
 余談であるが、上記の戦績広報において、玄霧藩王様のお名前がすぐ上にある。発見して嬉しかったらしい。


 そんな経緯をすっかり棚上げして、いざ目標が出来るとやることは素早かった。
 
 お見合い用に用意していた、
 「ピンク」
 「ひらひら」
 「うなじ」
 「くるぶし」
 「ガーターベルト」
その他、あざといパーツ全開の装いに、何やら仕込み始めたのである。

 
「サージカルテープ、ワイヤーソー、メス、……ガーゼとかバンテージは、いいや、いざとなったらテーブルクロスでもカーテンでも… あ、でも直接患部にだとマズいかな」

 女スパイならばフトモモに銃のひとつも差し込むところだろうが、いかんせんそういった心得はない。
 思いつくだけの医療キット、かさばらない、応用が利く、いざとなれば武器になる、その他諸々を厳選し、ドレスの内側へと忍ばせた。
 この辺、あるお兄様からのアドバイスである。
 軽やかな外見とは裏腹に、くるりとターンなどすれば、中身の重量云々で人間ピザカッターと化す危険性もあったが。
 

 呼び戻し中だという眼鏡の人がヤガミであろうとなかろうと、もしお見合い会場では会えなかったとしても、

「あの時と、おなじことだけは繰り返したくないとです…
 第一、お見合い会場!いろんな人たちがいっぱい集まって、もし何かアクシデントがあったら!どなたかお怪我でもなすったら!……」


新参者でわかばではしゃいでばかりの自分に、肩の力を抜けと諭し、ギャグの楽しさを教え、家族と呼んでくれた玄霧藩国の皆様。
 そして、数々の戦いやイベントで一緒に応援した皆様、想っていた背中、古いふるいともだち、憧れのあの人、大事な人がたくさん集う場所。

 最後はみんなで「楽しかったねー!」と笑い合える、そんな時間にするためにも。
 こんなこともあろうかと、の為の準備をこっそりたっぷりしっかりとこしらえて、

「……後は、自分が素直に、一番したいことをするだけとです……
 それが一番、むずかしいのですけど。
 まあ、自分のあるがまんまで精一杯、頑張って、楽しんで。」

何度も繰り返したスローガンをもう一度、自分に言い聞かせて、お見合い会場へ向かう。
 その髪には、しっかり結い上げておきながらまだ、緑の葉っぱが一枚、ひっかかっていた。


(余談)

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 いざとなればドレスの裾もビッとやって、ほら、動きやすーい。
 

( 文:hako / イラスト:イク、hako )(イクさんありがとうです(ぎゅっ)

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